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コラム

2025.07.07

ニキビ薬の選び方完全ガイド!症状別におすすめの治療薬を徹底比較

ニキビ薬で治療する女性

ニキビに悩んだことがある人は多いのではないでしょうか?
ニキビはどの年代でも発生する可能性があり、その原因や症状は様々です。適切な薬を選ぶことがニキビ改善の第一歩ですが、薬の種類が多すぎて何を選べばいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。

この記事では、ニキビの種類や症状別に効果的な薬をご紹介します。また、思春期ニキビと大人ニキビの違いにも触れながら、それぞれに合った薬の選び方を解説します。塗り薬や飲み薬の違い、市販薬と処方薬の比較も行い、あなたのニキビの状態に最適な対策法を見つけるお手伝いをします。

ニキビの原因と薬選びの基本知識

正常な肌とニキビ肌

ニキビは皮脂の過剰分泌、毛穴の詰まり、アクネ菌の繁殖によって引き起こされる肌トラブルです。ニキビが発生する主なメカニズムは以下の通りです。

  1. 皮脂が過剰に分泌される
  2. 毛穴が角質や皮脂で詰まる
  3. アクネ菌が繁殖する
  4. 炎症が起こる

ニキビの薬を選ぶときは、このメカニズムのどの段階にアプローチするかを考える必要があります。皮脂の分泌を抑える薬、角質を除去する薬、アクネ菌を殺菌する薬、炎症を抑える薬など、ニキビの状態に合わせた選択が重要です。

また、ニキビの症状の程度や発生部位、原因によっても適した薬は異なります。思春期特有のニキビなのか、大人になってからのニキビなのかによっても対処法は変わってきます。

ニキビ薬の主な有効成分

ニキビ薬には様々な有効成分が配合されており、それぞれ異なる作用を持っています。主な有効成分は以下のとおりです。

有効成分主な作用適したニキビの種類
イソプロピルメチルフェノール殺菌作用白ニキビ・黒ニキビ
サリチル酸角質軟化作用白ニキビ・黒ニキビ
イオウ角質軟化作用・皮脂吸着作用白ニキビ・黒ニキビ
レゾルシン殺菌作用・角質軟化作用白ニキビ・黒ニキビ
イブプロフェンピコノール抗炎症作用赤ニキビ
グリチルリチン酸二カリウム抗炎症作用赤ニキビ
アラントイン抗炎症作用・肌荒れ改善赤ニキビ
トコフェロール酢酸エステル血行促進・抗酸化作用ニキビ全般
過酸化ベンゾイル殺菌作用・角質軟化作用ニキビ全般
アダパレン毛穴詰まり改善・角化調整白ニキビ・黒ニキビ

ニキビの種類と進行段階別の薬選び

ニキビの種類と重症度

ニキビは進行段階によって症状が異なり、それぞれに適した薬があります。ニキビの種類を理解することで、より効果的な治療が可能になります。

マイクロコメド(微小面皰)に効くニキビ薬

マイクロコメドは肉眼では見えないほど小さい初期段階のニキビです。毛穴に皮脂や角質が溜まり始めた状態で、洗顔料や化粧品が洗い残されていないことで、肌に残ることもあります。この段階で適切なケアを行うとニキビの発生を防ぐことができます。

おすすめの塗り薬
  • アダパレン(ディフェリンゲル)(処方薬):毛穴詰まりを解消し、新しい白ニキビの形成を予防します。
  • 過酸化ベンゾイル(ベピオゲル・ローション)(処方薬):強力な殺菌作用とピーリング作用があります。
  • サリチル酸配合の市販薬:角質を柔らかくし、毛穴の詰まりを解消します

白ニキビ・黒ニキビ(非炎症性ニキビ)に効くニキビ薬

白ニキビは毛穴に皮脂や角質が詰まった状態で、黒ニキビは毛穴の開口部が酸化して黒く変色した状態です。これらは「非炎症性ニキビ」と呼ばれ、まだアクネ菌による炎症は起きていません。

おすすめの塗り薬
  • サリチル酸製剤:古い角質を取り除き、毛穴の詰まりを解消します。
  • イオウ配合薬:皮脂を吸着し、角質を柔らかくする作用があります。(特に思春期ニキビに有効)
  • レゾルシン配合薬:殺菌効果と角質軟化作用を持ちます。
  • アダパレン(ディフェリンゲル)(処方薬):毛穴の角化異常を正常化し、詰まりを予防します。
  • 過酸化ベンゾイル(ベピオゲル・ローション)(処方薬):強力な殺菌作用とピーリング作用があります。
おすすめの飲み薬
  • ビタミンB2・B6配合薬:皮脂の分泌をコントロールし、肌のターンオーバーを促進します。
  • シナール(ビタミンC):抗酸化作用で肌トラブルを改善します。
  • ユベラ(ビタミンE):血行促進とターンオーバー促進効果があります。

赤ニキビ(炎症性ニキビ)に効くニキビ薬

赤ニキビは、毛穴に詰まった皮脂にアクネ菌が増殖し、炎症を起こした状態です。赤く腫れて痛みを伴うこともあります。

おすすめの塗り薬
  • イブプロフェンピコノール配合薬:炎症を抑える効果があります。(ペアアクネクリームWなど)
  • グリチルリチン酸配合薬:抗炎症作用を持ちます。(メンソレータムアクネスなど)
  • アラントイン配合薬:炎症を抑え、肌荒れを改善します。
  • アゼライン酸:毛穴の詰まりを改善し、抗炎症作用や皮脂分泌抑制作用、美白効果があります。
  • ダラシンT(クリンダマイシン)Tゲル・ローション(処方薬):抗菌作用と抗炎症作用があります。
  • デュアック配合ゲル(処方薬):過酸化ベンゾイルとクリンダマイシンの合剤で、抗菌・抗炎症効果があります。
おすすめの飲み薬
  • トランサミン:炎症を抑え、色素沈着を防ぎます。
  • 抗生物質(処方薬):ビブラマイシン、ミノマイシンなどがあり、アクネ菌を殺菌します。
  • 漢方薬:十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)、荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)、清上防風湯などが炎症を抑えます。

黄ニキビ・紫ニキビ(重症ニキビ)に効くニキビ薬

黄ニキビは赤ニキビがさらに悪化して膿がたまった状態、紫ニキビはさらに進行し血液が混じった状態です。これらの重症ニキビは自己治療が難しく、皮膚科の受診が推奨されます。

おすすめの塗り薬(処方薬)
  • エピデュオゲル:過酸化ベンゾイルとアダパレンの2つの成分を配合したお薬。強力な殺菌効果と毛穴詰まり改善効果があります。
  • ゼビアックスローション:抗菌作用があり、黄色ブドウ球菌なども殺菌します。
おすすめの飲み薬(処方薬)
  • ミノマイシン:強力な抗生物質で、重症ニキビに効果的です。
  • 漢方薬(黄連解毒湯):炎症を鎮める漢方薬です。
  • イソトレチノイン(重症ニキビ専用・保険適用外):皮脂腺の働きを抑え、強力な抗炎症作用があるお薬です。

思春期ニキビと大人ニキビに効く薬の違い

思春期ニキビと大人ニキビ

思春期ニキビと大人ニキビでは原因も症状も異なるため、最適な薬も変わってきます。

思春期ニキビに効くニキビ薬

思春期ニキビの主な原因は、男性ホルモンの増加による皮脂分泌の過剰です。特にTゾーン(額・鼻・あご)に集中して発生します。

ポイント
  • 皮脂の過剰分泌を抑える成分を重視しましょう。
  • 洗浄力が強すぎない製品を選び、過剰な洗顔は避けましょう。
  • 保湿も適度に行うことが大切です。
おすすめの薬剤
  • イオウ・サリチル酸配合薬:過剰な皮脂を吸着し、毛穴詰まりを解消します。
  • レゾルシン配合薬:殺菌効果があります。
  • 抗菌成分配合薬:イソプロピルメチルフェノールなどがアクネ菌の増殖を抑えます。

大人ニキビに効くニキビ薬

大人ニキビの主な原因は、乾燥、ホルモンバランスの乱れ、ストレス、生活習慣の乱れなどです。特にUゾーン(頬・口周り・あご)に発生しやすい特徴があります。

ポイント
  • 保湿を重視したケアが重要です。
  • ストレスや生活習慣の改善も並行して行いましょう。
  • 繰り返すニキビには、内服薬も検討しましょう。
おすすめの薬剤
  • 保湿成分配合のニキビ薬:乾燥による皮脂過剰分泌を防ぎます。
  • 抗炎症成分配合薬:グリチルリチン酸、アラントインなどが炎症を抑えます。
  • アゼライン酸:毛穴の詰まりを改善し、抗炎症作用や皮脂分泌抑制作用、美白効果があります。
  • トコフェロール酢酸エステル配合薬:血行促進と抗酸化作用でニキビの回復を助けます。
  • 漢方薬:桂枝茯苓丸加薏苡仁(ホルモンバランスを整える)、加味逍遙散(ストレスにも効果的)
  • イソトレチノイン(保険適用外):皮脂腺の働きを抑え、強力な抗炎症作用があるお薬です。

ニキビ薬の塗り薬(外用薬)タイプの特徴と選び方

アゼライン酸クリーム

ニキビの塗り薬は、症状や進行段階に応じて選ぶことが重要です。ここでは、よく使われる塗り薬の種類と特徴を解説します。

市販の塗り薬(OTC医薬品)の種類と効果

市販薬は軽度から中等度のニキビに適しています。特徴や効果に応じて選びましょう。

殺菌作用のある薬
  • ペアアクネクリームWなど:アクネ菌の増殖を抑えます。
  • メンソレータムアクネスなど:殺菌効果があります。
角質軟化作用のある薬
  • サリチル酸配合薬:古い角質を取り除き、毛穴詰まりを解消します。
  • アンナザルベ・エースエスカメルなど:皮脂を吸着し、角質を柔らかくします。
抗炎症作用のある薬
  • ペアアクネクリームWなど:炎症を抑えます。
  • メンソレータムアクネスクレアラシルなど:炎症を鎮めます。
  • アラントイン配合薬:炎症を抑え、肌荒れを改善します。

医師が処方する塗り薬の特徴と効果

皮膚科では、市販薬より強力な効果を持つ薬が処方されます。

アダパレン(ディフェリンゲル)
  • 毛穴の角化異常を正常化し、新しい白ニキビの形成を防ぎます。
  • 白ニキビ・黒ニキビに特に効果的です。
過酸化ベンゾイル(ベピオゲル/ローション)
  • 強力な殺菌作用とピーリング作用があります。
  • 耐性菌が生じにくいため、長期使用が可能です。
  • 2025年には「ベピオウォッシュゲル5%」という新剤型も登場しました。
過酸化ベンゾイル/アダパレン配合ゲル(エピデュオゲル)
  • 2つの有効成分を配合し、強力な効果を発揮します。
  • 白ニキビから赤ニキビまで幅広く効果があります。
デュアック配合ゲル
  • 過酸化ベンゾイルとクリンダマイシン(抗生物質)の合剤です。
  • 炎症性ニキビに特に効果的です。
抗菌薬外用剤
  • ダラシンT、ゼビアックス、アクアチムなど。
  • 炎症を伴うニキビに効果があります。

塗り薬を選ぶポイント

  1. ニキビの種類と症状:白ニキビ・黒ニキビなら殺菌・角質軟化成分、赤ニキビなら抗炎症成分を重視します。
  2. 肌質の考慮:乾燥肌の方は保湿成分入りの製品、脂性肌の方は油分の少ない製品が適しています。
  3. 使用感:日中使用するなら目立ちにくい、ベタつかないものを選ぶと良いでしょう。
  4. 副作用リスク:敏感肌の方は、刺激の少ない成分を選びましょう。
  5. 継続性:続けやすい使用感と価格のものを選ぶと長期的なケアができます。

ニキビ薬の飲み薬(内服薬)タイプの特徴と選び方

ニキビ薬を服用する女性

飲み薬は体の内側からニキビにアプローチします。特に中等度以上のニキビに効果的です。

市販の飲み薬の種類と効果

市販の飲み薬は主にビタミン剤や漢方薬が中心です。

ビタミン剤
  • チョコラBBなど:皮脂の分泌をコントロール、ターンオーバーを促進します。
  • シナールなど:抗酸化作用があり、色素沈着も防ぎます。
  • ユベラなど:血行促進と抗酸化作用があります。
漢方薬
  • ペア漢方エキス錠:体質改善に役立ちます。
  • ネオ小町錠:12種類の生薬とビタミンを配合しています。

医師が処方する飲み薬の特徴と効果

皮膚科では、より効果的な飲み薬が処方されます。

抗生物質
  • ミノマイシン、ビブラマイシン、ロキシスロマイシンなど
  • アクネ菌を殺菌し、炎症を抑えます。
  • 主に赤ニキビ・黄ニキビに効果的です。
トランサミン
  • 炎症を抑え、色素沈着も防ぎます。
  • ニキビ跡の改善にも効果があります。
漢方薬
  • 荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう):全タイプのニキビに効果的です。
  • 清上防風湯:赤ニキビ・黄ニキビに効果的です。
  • 十味敗毒湯:炎症初期のニキビに効果的です。
  • 桂枝茯苓丸加薏苡仁:生理前のニキビや大人ニキビに効果的です。
イソトレチノイン
  • 最も強力なニキビ治療薬で、重症ニキビに効果的です。
  • 副作用のリスクがあり、専門医の指導のもとで使用します。
  • 保険適用外の薬剤です。

飲み薬を選ぶポイント

  1. ニキビの重症度:軽度なら市販のビタミン剤、重度なら医師の処方薬が適しています。
  2. 体質や原因の考慮:ホルモンバランスが原因なら漢方薬、炎症が強いなら抗生物質など。
  3. 副作用のリスク:特に抗生物質は胃腸障害などの副作用に注意が必要です。
  4. 服用のしやすさ:用法・用量を守れる製品を選びましょう。
  5. 他の薬との相互作用:他に服用している薬がある場合は医師や薬剤師に相談しましょう。

市販薬と処方薬の違い:どんな症状で皮膚科を受診すべきか

皮膚科でのカウンセリング

ニキビ治療薬は市販薬と処方薬に大別されますが、どちらを選ぶべきかわからないこともあるでしょう。ここでは、両者の違いと皮膚科受診の目安を説明します。

市販薬と処方薬の比較

比較項目市販薬処方薬
入手方法ドラッグストアで購入可能医師の処方が必要
効果の強さ比較的マイルド強力
成分の濃度低〜中程度高濃度
適した症状軽度〜中等度のニキビ中等度〜重度のニキビ
費用実費(数百円〜数千円)保険適用可(一部を除く)
副作用リスク比較的低い市販薬より高い場合がある

皮膚科を受診すべき症状

以下のような症状がある場合は、皮膚科の受診を検討しましょう。

  • 赤ニキビや黄ニキビが多数ある
    赤く腫れた炎症性ニキビや膿を持ったニキビが多数ある場合は、皮膚科での治療が効果的です。
  • 市販薬を使っても改善しない
    市販薬を2〜3ヶ月使用しても症状が改善しない場合は、医師の診断を受けましょう。
  • ニキビが繰り返し同じ場所にできる
    同じ場所に繰り返しニキビができる場合は、根本的な原因があるかもしれません。
  • ニキビ跡が気になる
    クレーター状のニキビ跡や色素沈着が気になる場合は、早めの受診が望ましいです。
  • 痛みや熱を伴うニキビがある
    痛みや熱を伴う場合は、重症化している可能性があります。
  • 顔以外の部位(背中、胸など)にも広範囲にニキビができる
    広範囲にニキビができる場合は、全身的な対応が必要かもしれません。

皮膚科処方薬のメリット

皮膚科を受診することで得られるメリットは以下の通りです。

  • 正確な診断:医師による正確な診断で、ニキビの種類や原因を特定できます。
  • 効果的な処方薬:症状に合わせた強力な処方薬が処方されます。
  • 総合的なアプローチ:薬物療法だけでなく、生活習慣の改善なども含めた総合的なアドバイスを受けられます。
  • 保険適用:保険適用で経済的な負担を軽減できる場合があります。
  • 継続的なフォローアップ:症状の変化に応じて、適切な対応を続けられます。

ニキビ薬の正しい使い方とケアのポイント

ニキビ用クリームを塗る女性

ニキビ薬は正しく使用することで効果を最大化し、副作用を最小限に抑えることができます。

塗り薬の正しい使い方

  • 清潔な肌に塗布する
    洗顔後、清潔な肌に塗布しましょう。
  • 適量を使用する
    説明書に記載された量を守り、使いすぎないようにしましょう。
  • 患部に集中的に塗布する
    ニキビが発生している部分に集中的に塗りましょう。予防目的の場合は、ニキビができやすい部位全体に薄く塗布します。
  • 規則正しく使用する
    朝晩など、決められた時間に規則正しく使用しましょう。
  • 刺激があれば使用頻度を調整する
    乾燥や赤みなどの刺激がある場合は、使用頻度を調整しましょう。

飲み薬の正しい飲み方

  • 用法・用量を守る
    医師や薬剤師の指示に従い、決められた量を守りましょう。
  • 決められた時間に飲む
    食前・食後など、指定された時間に服用しましょう。
  • 飲み忘れに注意する
    規則正しく服用し、飲み忘れがないよう注意しましょう。
  • 副作用に注意する
    異常を感じたら、医師や薬剤師に相談しましょう。

ニキビ予防のためのスキンケア

薬による治療と並行して、適切なスキンケアも重要です。

  • 正しい洗顔
    朝晩の洗顔は、ぬるま湯でやさしく行いましょう。洗顔料は肌に合ったものを選び、すすぎ残しがないよう注意しましょう。
  • 適切な保湿
    洗顔後は必ず保湿しましょう。特に大人ニキビの場合は、保湿が重要です。
  • UVケア
    日焼けはニキビ跡の色素沈着を悪化させるため、日焼け止めを使用しましょう。
  • 生活習慣の改善
    バランスの良い食事、十分な睡眠、ストレス管理も大切です。
  • 清潔を保つ
    枕カバーやタオルは清潔に保ち、顔に触れる機会を減らしましょう。

ニキビに関するよくある質問

ニキビを潰しても大丈夫ですか?

潰すことは推奨されません。ニキビを潰すと雑菌が侵入する可能性があり、炎症が悪化したりニキビ跡が残ったりするリスクが高まります。特に黄ニキビは潰すとさらに悪化することがあるため、医師に相談することをおすすめします。

ニキビがある時のメイクはどうすればいいですか?

ニキビがある場合でもメイクは可能ですが、以下の点に注意しましょう。

  • 「ノンコメドジェニック」(毛穴を詰まらせない)表示のある化粧品を選ぶ
  • ニキビ部分は厚塗りを避け、薄く塗る
  • 肌に負担をかけない

ニキビ跡の治し方は?

ニキビ跡の種類によって対処法が異なります。

  • 赤み・色素沈着:ビタミンC誘導体、トラネキサム酸配合の美容液や内服薬
  • クレーター状のニキビ跡:皮膚科でのレーザー治療やケミカルピーリングなど

市販薬と処方薬はどちらがいいですか?

軽度のニキビなら市販薬でも効果が期待できますが、中等度以上の炎症性ニキビや、市販薬で改善しない場合は皮膚科を受診して処方薬を検討しましょう。処方薬は効果が強い反面、副作用のリスクも高まるため、医師の指導のもとで使用することが重要です。

どのくらいの期間で効果が出ますか?

ニキビ薬の効果は即効性があるものではなく、一般的に以下のような目安があります。

  • 軽度のニキビ:2~4週間程度
  • 中等度のニキビ:1~2ヶ月程度
  • 重度のニキビ:3ヶ月以上

思春期ニキビは年齢とともに自然に治りますか?

多くの場合、思春期ニキビは成長期が終わり、ホルモンバランスが安定すると自然に改善していきます。しかし、放置すると炎症が悪化してニキビ跡が残る可能性があるため、適切なケアは必要です。また、一部の人は成人後もニキビが続くことがあります。

まとめ:ニキビの種類別にあった薬の選び方

ニキビの種類によって適した薬が異なります。ポイントをまとめると以下の通りです。

白ニキビ・黒ニキビ(非炎症性ニキビ)

  • 角質軟化成分(サリチル酸、イオウなど)
  • 殺菌成分(イソプロピルメチルフェノール、レゾルシンなど)
  • 処方薬ではアダパレンが効果的

赤ニキビ(炎症性ニキビ)

  • 抗炎症成分(イブプロフェンピコノール、グリチルリチン酸など)
  • 殺菌成分との組み合わせ
  • 処方薬では過酸化ベンゾイルやダラシンTなどが効果的

黄ニキビ・紫ニキビ(重症ニキビ)

  • 皮膚科での処方薬が必要
  • 外用薬だけでなく内服薬(抗生物質など)を併用することが多い

思春期ニキビと大人ニキビの違い

  • 思春期ニキビ:皮脂コントロールが重要(イオウ・サリチル酸など)
  • 大人ニキビ:保湿と抗炎症作用が重要(グリチルリチン酸・アラントインなど)

ニキビ治療は継続が大切です。症状に合わせて適切な薬を選び、正しく使用することで効果的な治療が可能になります。重症の場合や市販薬で改善しない場合は、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。

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