ニキビ内服薬・外用薬
~天神でニキビ治療なら天神みきクリニック~
当クリニックのニキビ治療のこだわり
「ニキビ」と一言で言っても、その状態は一人ひとり異なります。当クリニックでは、単に今あるニキビを治すだけでなく、根本原因から将来的な肌のお悩みまでをトータルで見据えた治療を大切にしています。
症状に合わせたオーダーメイド治療
- 白ニキビ・黒ニキビが中心 → 毛穴詰まりを改善する外用薬やスキンケア指導を行います。
- 赤ニキビ・黄ニキビが多い → 抗菌作用のある内服薬やビタミン剤、漢方薬の併用と外用薬の組み合わせ。症状に応じてイベルメクチンCrやアゼライン酸なども使用します。
- ニキビ跡が気になる → ビタミン剤やアゼライン酸外用、レーザー治療等を組み合わせます。
急性期治療と維持療法の2段階アプローチ
急性期治療(3ヶ月を目安)でニキビの炎症を抑え、症状が落ち着いたら維持療法に移行します。新しいニキビを作らないように、スキンケアの見直しや生活習慣の改善も大事です。抗菌薬の長期使用による耐性菌のリスクを避け、外用薬中心の治療でニキビの再発を防ぎます。
保険診療と自費診療の幅広い選択肢
まずは保険診療で治療を開始し、必要に応じて自費診療もご提案します。保険診療でしっかり治療してきたけど、ニキビが治らないという方には、今までの治療内容を考慮の上、自費診療を含めた治療法を提案します。患者様のご希望や経済的負担も考慮しながら、最適な治療法を一緒に考えていきます。
ニキビの種類と進行段階
ニキビは進行段階によって、白ニキビ→黒ニキビ→赤ニキビ→黄ニキビの順序で悪化していきます。
| 白ニキビ | 黒ニキビ | 赤ニキビ | 黄ニキビ | |
|---|---|---|---|---|
| 特徴 | 毛穴に皮脂が詰まり、小さく白っぽく盛り上がった状態 | 詰まった皮脂が酸化して黒く変色。触るとざらつく | アクネ菌が増殖し、赤く腫れる。痛みを伴うことも | 炎症が進行し、黄色い膿を持つ。強い痛みあり |
| 炎症 | なし | なし | あり | あり |
| 緊急度 |
★☆☆ この段階での治療が理想的 |
★☆☆ この段階での治療が理想的 |
★★☆ 早期治療が重要 |
★★★ 早期治療が重要 跡が残りやすい |
ニキビの重症度分類
- 軽症: 5個以下 → 外用薬中心の治療
- 中等症: 6-20個 → 外用薬+内服薬の併用
- 重症: 21-50個 → より積極的な治療が必要
- 最重症: 51個以上 → 強力な治療を検討
軽症であれば外用薬中心の治療で改善することが多いですが、中等症以上になると内服薬との併用が効果的です。重症以上の場合は、レーザー治療などのより積極的な治療が効果的です。
ニキビの内服薬と外用薬の違い
ニキビ治療では、内服薬と外用薬を症状に合わせて使い分け、または組み合わせることで、より効果的な治療が可能になります。
| 比較項目 |
内服薬(飲み薬)
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外用薬(塗り薬)
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|---|---|---|
| 作用範囲 | 全身 | 塗布した部分のみ |
| 効果 | 体の内側から炎症を抑える、体質改善 | 毛穴詰まり改善、肌表面の抗菌・抗炎症 |
| 即効性 |
抗生物質:早い(数日〜1週間) ビタミン・漢方:緩やか(数週間〜) |
抗菌薬:早い(数日〜) 毛穴改善薬:緩やか(2〜4週間) |
| 適している人 | 炎症が強い、広範囲、体質改善希望 | 軽症〜中等症、局所的、維持療法 |
| 主な副作用 | 胃腸障害、めまい、光線過敏症(全身性) | 乾燥、赤み、皮むけ、ヒリヒリ感(局所性) |
| 保険適用 | ほぼ全て◯ (イソトレチノインのみ自費) |
ほぼ全て◯ (アゼライン酸など一部自費) |
ニキビの内服薬(飲み薬)
ニキビが繰り返しやすい方や炎症が強い方には、体の内側から作用する内服薬(飲み薬)を使います。抗生物質で炎症や菌を抑えたり、ビタミン剤や漢方薬で肌の代謝や体質を整えたりするのが特徴です。重症例や難治例ではイソトレチノインが用いられることがあります。
保険適用のニキビ内服薬
抗生物質
炎症性ニキビが多い場合に使用する内服抗菌薬です。急性期治療でニキビの炎症を抑え、症状を早く改善させるために用います。
| 薬剤名 | ミノマイシン | ビブラマイシン | ルリッド |
|---|---|---|---|
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| 有効成分 | ミノサイクリン | ドキシサイクリン | ロキシスロマイシン |
| 効果 | 抗菌力が高く、比較的耐性菌が少ない。中等症以上の炎症性ニキビに高い効果を発揮。 | 優れた抗菌作用と安定した吸収率がある。ミノマイシンより副作用が少ないとされる。 | タンパク質の合成を阻害して増殖を防ぐ。テトラサイクリン系が使えない場合の選択肢。 |
| 適応 | 赤ニキビ 黄ニキビ | 赤ニキビ 黄ニキビ | 赤ニキビ 黄ニキビ |
| 主な副作用 | 胃腸障害、めまい、色素沈着 | 胃腸障害、光線過敏症、めまい | 胃腸障害、下痢 |
ビタミン剤
肌のターンオーバーを正常化し、ニキビができにくい健康な肌を作ります。ニキビ跡の色素沈着予防や改善にも効果的で、副作用がほとんどないため長期服用が可能です。
| 薬剤名 | ビタミンB2・B6配合薬 | シナール | ユベラ |
|---|---|---|---|
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| 成分 | ビタミンB2・B6 | ビタミンC | ビタミンE |
| 効果 | 皮脂の分泌をコントロールし、肌のターンオーバーを促進。脂性肌の改善に効果的。 | 抗酸化作用でメラニン産生を抑制。ニキビ跡の色素沈着を予防・改善する。 | 血行促進とターンオーバー促進効果。肌の再生を助ける。 |
| 適応 | 白ニキビ 黒ニキビ 赤ニキビ 黄ニキビ ニキビ跡 | 白ニキビ 黒ニキビ 赤ニキビ 黄ニキビ ニキビ跡 | 白ニキビ 黒ニキビ 赤ニキビ 黄ニキビ ニキビ跡 |
| 主な副作用 | ほとんどなし | ほとんどなし | ほとんどなし |
漢方薬
漢方薬は、体質から改善することでニキビを治療する内服薬です。西洋薬と併用することで、より効果的な治療が可能になります。抗炎症作用・抗菌作用・皮脂分泌抑制作用などを有し、ニキビを内面から改善します。
| 薬剤名 | 十味敗毒湯 | 清上防風湯 | 荊芥連翹湯 | 黄連解毒湯 |
|---|---|---|---|---|
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| 効果 | 化膿性の皮膚疾患に有効。赤ニキビ・黄ニキビに体質改善的にアプローチ。 | 顔の上部(額・鼻)の赤ニキビに特に効果的。熱を冷まし、炎症を抑える。 | 顔の炎症性ニキビに効果的。鼻炎など鼻の症状がある方に特に適する。 | のぼせやほてりがある方の赤ニキビに効果的。イライラしやすい方にも適する。 |
| 適応 | 赤ニキビ 黄ニキビ | 赤ニキビ 黄ニキビ | 赤ニキビ 黄ニキビ | 赤ニキビ 黄ニキビ |
| 主な副作用 | 胃腸障害、発疹 | 胃腸障害、発疹 | 胃腸障害、発疹 | 胃腸障害、発疹(冷え性の方には不向き) |
保険適用外(自由診療)のニキビ内服薬
イソトレチノインは、ビタミンA誘導体を主成分としたニキビ治療の内服薬です。海外では「アキュテイン」「ロアキュテイン」「アクネトレント」「イソトロイン」など様々な商品名で知られており、30年以上にわたってニキビ治療の第一選択薬として使用されています。「ニキビ治療の切り札」ともいわれているため、繰り返すニキビや重症ニキビなどにお悩みの方におすすめです。
| 項目 | イソトレチノイン |
|---|---|
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| 有効成分 | イソトレチノイン |
| 効果 | 重症ニキビに効果的なビタミンA誘導体。皮脂分泌を強力に抑制し、毛穴の角化異常を改善する。毛穴詰まり改善、抗炎症作用、アクネ菌抑制など多方面からニキビを治療する強力な内服薬。 |
| 適応 | 白ニキビ 黒ニキビ 赤ニキビ 黄ニキビ(特に重症例) |
| 主な副作用 | 強い乾燥症状(唇・肌)、催奇形性(妊娠中は絶対禁忌)、肝機能障害、脂質異常。定期的な血液検査が必須。女性は治療中および治療終了後6ヶ月間は避妊が必要。 |
| 1ヶ月分の目安料金 | 20mg/日 30日分:19,800円(当院) |
※イソトレチノインは日本では未承認医薬品です。治療開始前に十分な説明を行い、同意書をいただきます。定期的な血液検査(月1回)が必要です。
ニキビの外用薬(塗り薬)
軽症から中等症のニキビ治療に広く使われるのが外用薬(塗り薬)です。毛穴のつまりやアクネ菌の増殖、炎症を直接改善する役割があります。抗菌薬や過酸化ベンゾイル製剤、レチノイド系など種類も多く、症状に合わせて使い分けられます。
保険適用のニキビ外用薬
毛穴の詰まりを改善する薬
白ニキビや黒ニキビの原因となる毛穴詰まりを改善し、新しいニキビの発生を予防する外用薬です。角質剥離作用と面皰(毛穴の詰まり)改善作用でニキビを改善します。軽症から中等症のニキビ治療の基本となります。
| 薬剤名 | ディフェリンゲル | ベピオゲル・ローション・ウォッシュゲル | エピデュオゲル |
|---|---|---|---|
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| 有効成分 | アダパレン | 過酸化ベンゾイル | アダパレン+過酸化ベンゾイル |
| 効果 | 角質剥離作用と面皰改善作用でニキビを改善。毛穴の詰まりを解消し、新しいニキビの発生を予防。 | 抗菌作用と角質剥離作用があり、毛穴の詰まりを改善。白ニキビから赤ニキビまで幅広く対応。 | アダパレンと過酸化ベンゾイルの配合剤。毛穴詰まり改善と抗菌作用の両方を発揮し、より高い効果が期待できる。 |
| 適応 | 白ニキビ 黒ニキビ 赤ニキビ 黄ニキビ | 白ニキビ 黒ニキビ 赤ニキビ 黄ニキビ | 白ニキビ 黒ニキビ 赤ニキビ 黄ニキビ |
| 主な副作用 | 乾燥、赤み、皮むけ、ヒリヒリ感(使用開始2週間程度で軽減) | 乾燥、赤み、皮むけ、刺激感。衣類やタオルの脱色に注意 | 乾燥、赤み、皮むけ、刺激感。単剤より副作用が出やすい場合あり |
| 費用(薬価) | 15g 約300円(保険3割) ※薬価は改定などで変わる可能性があります。 |
15g 約400円(保険3割) | 15g 約500円(保険3割) |
抗菌外用薬
赤ニキビや黄ニキビの原因となるアクネ菌の増殖を抑え、炎症を鎮める外用薬です。炎症性ニキビに即効性があるのが特徴ですが、長期使用は耐性菌のリスクがあるため注意が必要です。
| 薬剤名 | アクアチムクリーム・ローション | ダラシンTゲル・ローション(クリンダマイシンゲル) | ゼビアックスローション・クリーム |
|---|---|---|---|
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| 有効成分 | ナジフロキサシン | クリンダマイシン | オゼノキサシン |
| 効果 | ニューキノロン系抗生物質で、炎症を抑制する。広範囲の細菌に効果的。 | クリンダマイシンを含むリンコマイシン系抗生物質で、炎症を抑える作用がある。即効性が高い。 | キノロン系の抗菌薬で、アクネ菌などに対して抗菌作用がある。耐性菌ができにくく、ローションタイプで使いやすい。 |
| 適応 | 赤ニキビ 黄ニキビ | 赤ニキビ 黄ニキビ | 赤ニキビ 黄ニキビ |
| 主な副作用 | 刺激感、乾燥、かゆみ。長期使用で耐性菌のリスク | 刺激感、乾燥、かゆみ。長期使用で耐性菌のリスク | 刺激感、乾燥、かゆみ。比較的副作用が少ない |
| 費用(薬価) | 10g 約70円(保険3割) | 10g 約80円(保険3割) | 10g 約155円(保険3割) |
配合剤・その他外用薬
複数の有効成分を組み合わせた配合剤や、特定の症状に効果的な外用薬です。症状や肌質に合わせて選択します。
| 薬剤名 | デュアック配合ゲル | ロゼックスゲル |
|---|---|---|
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| 有効成分 | クリンダマイシン+過酸化ベンゾイル | メトロニダゾール |
| 効果 | 過酸化ベンゾイルとクリンダマイシンの合剤。抗菌作用、抗炎症作用、角質剥離作用などの複数の作用を有する。炎症性ニキビに特に効果的。 | 抗炎症作用で酒さ(赤ら顔)やニキビの赤みを改善。 |
| 適応 | 白ニキビ 黒ニキビ 赤ニキビ 黄ニキビ | 赤ニキビ 黄ニキビ ニキビ跡 |
| 主な副作用 | 乾燥、赤み、刺激感。衣類の脱色に注意 | 刺激感、乾燥、赤み。比較的副作用は少ない |
| 費用(薬価) | 10g 約400円(保険3割) | 15g 約460円(保険3割) |
保険適用外のニキビ外用薬
保険適用の外用薬で効果が不十分な場合や、より積極的な治療を希望される方には、自費診療の外用薬をご提案します。これらは、海外での実績が豊富な薬剤や、美白効果などを併せ持つものが特徴です。
| 薬剤名 | アゼライン酸クリーム | イベルメクチンクリーム |
|---|---|---|
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| 効果 | 肌への刺激が少なく、抗菌・抗炎症作用と色素沈着の改善効果がある。毛穴詰まり改善、抗菌、抗炎症、美白効果を持つ多機能な外用薬で、ニキビ跡の色素沈着改善にも効果的。 | ニキビダニ(デモデックス)や酒さ(赤ら顔)、ぽつぽつした炎症性ニキビに非常に効果的。抗炎症作用と抗寄生虫作用を持つ。 |
| 適応 | 白ニキビ 黒ニキビ 赤ニキビ 黄ニキビ ニキビ跡 | 赤ニキビ 黄ニキビ ニキビ跡 |
| 主な副作用 | ピリピリ感、乾燥、赤み。使用開始時に症状が出やすい | 刺激感、乾燥、赤み。比較的副作用は少ない |
| 費用 | 15g 約2,000円(自費) | 10g 2,200円(当院)/30g 4,950円(当院) |
ニキビ内服薬・外用薬治療の症例写真
20代 頬のニキビ
保険治療の内服薬と外用薬で治療した症例。
治療前→3ヶ月後
| 治療内容 | 保険治療の内服・外用薬の組み合わせ |
|---|---|
| 金額 | 保険治療(3割) |
| 効果 | 白ニキビや赤ニキビが減少している。 |
| 副作用 | 一時的に赤みや皮むけがでることがある。 |
※効果には個人差がございます。
20代 下顎のニキビ
保険治療の内服薬・外用薬で炎症を抑えた後、レーザー治療を併用した症例です。
| 治療内容 | アレキレーザーフェイシャル+クライオポレーション 4回 |
|---|---|
| 金額 | 88,000円(税込) |
| 効果 | 皮脂分泌が減って、ニキビが改善し、顔のうぶ毛も減っている。 |
| 副作用 | 治療後、一時的に赤みやニキビが出来ることがある。 |
※効果には個人差がございます。
ニキビ内服薬・外用薬の治療の流れ
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STEP
カウンセリング(問診)
診察前に、看護師やカウンセラーがお悩みを伺います。
- 現在のニキビの状態、いつ頃から症状が出ているか
- これまでの治療歴(市販薬、皮膚科での治療など)
- 普段のスキンケア方法、使用している化粧品
- 食生活や睡眠時間などの生活習慣
- 女性の場合は月経周期との関連
お薬手帳をお持ちの方は、ご持参ください。詳細にヒアリングすることで、ニキビの原因を探る手がかりになります。
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STEP
診察・治療計画の提案
医師が肌の状態を詳しく診察します。
- ニキビの種類、個数、分布を確認
- 炎症の程度、ニキビ跡の有無をチェック
診察結果に基づいて、患者様に最適な治療プランをご提案します。使用する薬剤の効果と副作用、治療期間、費用について分かりやすくご説明し、患者様のご希望や生活スタイルも考慮しながら治療方針を決定します。保険診療と自費診療の選択肢もご提示し、納得していただいた上で治療を開始します。
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STEP
治療開始・通院
治療計画に沿って、処方された薬の使用を開始します。
初回処方:
- 使用方法を詳しくご説明(塗るタイミング、量、範囲など)
- 副作用への対処法もお伝えします
経過観察(2週間〜1ヶ月後):
通常、2週間〜1ヶ月に1回のペースで通院し、肌の状態に合わせて治療法を調整していきます。- ニキビの個数や炎症の改善状態を確認
- 新しいニキビができていないかチェック
- 副作用(乾燥、赤み、胃腸障害など)の有無を確認
- 必要に応じて薬剤を変更・追加
- スキンケアのアドバイス
維持療法(3ヶ月〜):
急性期治療で炎症が落ち着いてきたら、維持療法に移行します。- 抗生剤の内服を調整し外用薬中心の治療に切り替え
- ビタミン剤や漢方薬は必要に応じて継続可能
- 定期的な診察(1〜3ヶ月ごと)で肌の状態をチェック
- ニキビ跡が気になる方は、レーザー等の自費治療も併用します
ニキビ内服薬・外用薬の料金
保険適用の場合
3割負担で、初診料・再診料・薬剤費などを合わせて、1回あたりの目安は以下の通りです。
- 初診料
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- 約1000円
- 再診料
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- 約230円
- 外用薬(1種類)
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- 約700円〜1,800円
- 内服薬(1種類)
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- 約400円〜1,800円
- 初回合計(診察+薬剤処方)
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- 約3,000円〜5,000円
- 再診合計(診察+薬剤処方)
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- 約2,000円〜4,000円
※処方する薬剤の種類や数によって変動します。
※1割負担や2割負担の方は、上記金額の約3分の1〜3分の2程度になります。
自費診療の場合
- イソトレチノイン
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- 19,800円(20mg/日 30日分)
- アゼライン酸
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- 1,980円(15g)
- イベルメクチンクリーム
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- 2,200円(10g)
4,950円(30g)
- 2,200円(10g)
※自費診療は保険適用外のため、全額自己負担となります。
※イソトレチノイン服用中は定期的な採血が必要です。別途診察料、採血料がかかります。服用中、服用後6ヶ月は、妊娠、授乳はできません。
おすすめの組み合わせ治療
ニキビの内服薬・外用薬は、今ある炎症を抑え、新しいニキビをできにくくする治療の基本です。
さらに、ニキビ跡の赤み・色素沈着や、毛穴の詰まりやすい肌質そのものを改善するために、以下の治療を組み合わせることで、より根本的でスピーディーな改善が期待できます。
ニキビ内服薬・外用薬に関するよくある質問
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ニキビ治療はどのくらいの期間が必要ですか?
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症状によって異なりますが、軽症で3〜6ヶ月、中等症で3〜6ヶ月+維持療法、重症で6ヶ月〜1年+維持療法が目安です。炎症が落ち着いた後も、再発予防のために維持療法を継続することが重要です。
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副作用が心配です。
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外用薬は乾燥や赤みが出るものもありますが、使用開始2週間程度で軽減することが多いです。内服の抗生物質は胃腸障害やめまいが出ることがあります。イソトレチノインは乾燥症状を伴います。副作用が出た場合は、薬剤の変更や使用方法の調整で対応しますので、ご相談ください。
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抗菌薬は長期間使用できますか?
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抗菌薬の使用は、長期使用で耐性菌ができるリスクがあるため、急性期治療(3ヶ月)で炎症を抑えた後、外用薬中心の維持療法に切り替えます。
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市販薬とクリニックの薬の違いは?
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市販薬は作用が穏やかで軽症には有効ですが、中等症以上では効果が不十分なことが多いです。クリニックの処方薬は高い効果が期待でき、保険適用で費用負担も少なめ(初診3,000円〜5,000円程度)です。
-
ニキビ跡は治療できますか?
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はい。色素沈着には内服薬(シナール、ビタミンE)や外用薬(アゼライン酸)、赤みにはビタミンCが効果的です。クレーター(凹み)やニキビ跡の赤みには、自費のレーザー治療がおすすめです。最も重要なのは、早期治療でニキビ跡を予防することです。
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妊娠中・授乳中でも治療できますか?
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外用抗菌薬や一部の漢方薬は使用できますが、アダパレン、テトラサイクリン系抗生物質、イソトレチノインは使用できません。必ず妊娠の可能性をお伝えください。
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保険診療と自費診療の違いは?
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保険診療は3割負担で費用が抑えられ、多くの効果的な治療薬が使えます。自費診療はより高い効果が期待できますが全額自己負担です。まず保険診療で開始し、必要に応じて自費診療もご提案します。
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生活習慣で気をつけることは?
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1日2回の優しい洗顔+しっかり保湿、ニキビを潰さない・触らない、バランスの良い食事、十分な睡眠(7〜8時間)、ストレス管理、清潔な寝具の使用が大切です。
監修医師
天神みきクリニック
院長 河野美己
保有資格・所属学会について
日本皮膚科学会(2015年皮膚科専門医取得)
日本美容皮膚科学会
経歴
1998年 県立宮崎西高校卒業
2005年 長崎大学医学部医学科卒業
国立病院機構九州医療センターで初期臨床研修後、九州大学病院皮膚科入局
九州大学病院勤務後に、医局関連病院にて勤務
2011年 製鉄記念八幡病院皮膚科
2014年 北九州市立医療センター皮膚科
副部長
2015年 済生会八幡総合病院皮膚科 医長、部長
2020年 国立病院機構福岡東医療センター
2022年 天神かよこクリニック
院長
2024年7月 天神みきクリニック 開院
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