-
2026.02.15 2026.02.20 すっぴんで顔が赤い原因は?赤ら顔を治すための方法を徹底解説
-
すっぴんの時に顔が赤くて悩んでいませんか?
鏡を見るたびに気になる顔の赤み、メイクで隠してもなかなか消えない赤ら顔は、多くの方が抱える肌の悩みです。
実は、すっぴん時の顔の赤みには明確な原因があり、適切なケアを行うことで改善できる可能性があります。
この記事では、すっぴんで顔が赤くなる主な原因から、自宅でできるスキンケア方法、生活習慣の改善ポイント、さらには医療機関での効果的な治療法まで、詳しく解説します。
監修医師
天神みきクリニック
院長 河野美己
日本皮膚科学会皮膚科専門医

目次
すっぴんで顔が赤い主な原因

顔の赤みは大きく分けて2つのメカニズムによって引き起こされます。
一つは肌の炎症によって皮膚が赤みを帯びている状態、もう一つは毛細血管が拡張して、血液の色が皮膚を通して透けて見えている状態です。
①ニキビ跡による炎症性の赤み
ニキビ跡が原因で顔が赤く見えているケースは非常に多く見られます。
ニキビは毛穴に皮脂が詰まり、アクネ菌が増殖することで起こる皮膚の炎症性疾患です。
特に注意が必要なのは「赤ニキビ」と呼ばれる状態です。
これはアクネ菌の増殖によって肌に強い炎症が起きている状態で、さらに悪化すると化膿した「黄ニキビ」へと進行します。
炎症が強いニキビは治った後も赤みが残りやすく、「ニキビ跡」として長期間皮膚に赤みが残ることがあります。
同じ場所に繰り返しニキビができると、赤みがいつまでも引かなくなることもあるため、早期の適切なケアが重要です。
②慢性的な肌荒れによる炎症
慢性的に肌荒れや湿疹が続いている場合も、顔全体が赤みを帯びる原因となります。
肌荒れが長期間続くと、皮膚に継続的な炎症が起こり、赤みが常態化してしまいます。
一時的な肌荒れであれば自然に治ることもありますが、慢性的に続く場合は自己判断でのケアだけでは改善が難しいこともあります。
赤みとともにかゆみやヒリヒリ感がある場合や、何週間も症状が続く場合は、皮膚科を受診することをおすすめします。
③毛細血管の拡張による赤み
毛細血管が拡張して戻らなくなることで、血液の赤色が皮膚を通して透けて見える状態です。
これは一般的に「赤ら顔」と呼ばれる状態の主な原因となります。
毛細血管が拡張する原因は完全には解明されていませんが、以下のような要因との関連性が指摘されています。
- 寒暖差による刺激
- 香辛料などの刺激物の摂取
- アルコールの摂取
- 女性ホルモンのバランスの変化
- 加齢による肌質の変化
- 紫外線によるダメージ
- 精神的なストレスや緊張
- 生まれつきの肌質
毛細血管が多く存在する鼻や頬の周りは、特に赤みが出やすい部分です。
④肌のバリア機能の低下
肌のバリア機能が低下していると、些細な刺激でも赤みが出やすくなります。
不規則な生活、睡眠不足、過度なストレス、栄養バランスの偏りなどによって、このバリア機能は低下してしまいます。
特に肌が乾燥しているとバリア機能はさらに弱まり、刺激を受けやすい状態になります。
洗顔時にゴシゴシと擦りすぎたり、熱いお湯で顔を洗ったりすることも、バリア機能を低下させる原因となるため注意が必要です。
また、エアコンの風が直接顔に当たる環境や、室内の湿度が低い状態も肌の乾燥を招き、バリア機能の低下につながります。
⑤生まれつきの皮膚の薄さと肌質
生まれつき皮膚が薄い方は、毛細血管の赤みがより透けて見えやすくなります。
皮膚の厚さは遺伝や体質によって個人差があり、特に色白の方は皮膚が薄い傾向があります。
皮膚が薄いこと自体が赤みの直接的な原因ではありませんが、毛細血管の拡張による赤みがより目立ちやすくなるのです。
また、寒暖差などの刺激によって毛細血管が拡張した際も、皮膚が薄い方の方が赤くなりやすい傾向があります。
すっぴん顔の赤みを改善する正しいスキンケア方法

すっぴん時の顔の赤みを改善するためには、日々のスキンケアを見直すことが重要です。
肌への負担を減らし、バリア機能を高めるケアを継続することで、赤みの改善や予防が期待できます。
肌を痛めない優しい洗顔方法
洗顔は肌を清潔に保つために欠かせませんが、方法を間違えると赤みを悪化させる原因になります。
洗顔料はしっかりと泡立てる
洗顔料を手のひらでしっかりと泡立て、きめ細かい泡を作りましょう。
泡立てネットを使用すると簡単に濃密な泡が作れます。
手で肌を擦るのではなく、泡だけで表面の汚れを落とすイメージで洗います。
ぬるま湯を使用する
熱いお湯は肌に必要な皮脂まで奪ってしまい、乾燥や刺激の原因となります。
反対に冷たい水は毛穴を急激に収縮させ、肌にストレスを与えます。
目安は32〜35度程度のぬるま湯を使用しましょう。
洗浄力の強すぎる洗顔料は避ける
洗顔後に肌がつっぱる、ピリピリとした刺激を感じる場合は、洗顔料の洗浄力が強すぎる可能性があります。
敏感肌向けの低刺激タイプや、保湿成分が配合されたマイルドな洗顔料を選びましょう。
タオルで擦らない
洗顔後は清潔なタオルを優しく顔に当てて、水分を吸い取るだけにします。
ゴシゴシと擦る必要はありません。
洗顔後の徹底的な保湿ケア
洗顔後の保湿ケアは、赤みを改善するために最も重要なステップの一つです。
洗顔後すぐに化粧水をつける
洗顔後は時間を置かず、できるだけ早く化粧水で水分を補給しましょう。
手のひらに適量を取り、顔全体に優しくなじませます。
コットンを使用する場合は、摩擦が刺激にならないよう、優しくパッティングします。
乳液やクリームで水分を閉じ込める
乳液やクリームに含まれる油分が、肌表面に薄い膜を作り、水分の蒸発を防いでくれます。
特に乾燥が気になる部分には、重ね付けも効果的です。
紫外線対策で肌のバリア機能を守る
紫外線は肌にダメージを与え、赤みを目立たせる大きな原因となります。
すでに赤みがある部位は刺激に敏感になっている場合があり、紫外線の影響をより受けやすい状態です。
紫外線によるダメージは炎症を引き起こすだけでなく、色素沈着も招きやすくなります。
効果的な紫外線対策
- 外出前に必ず日焼け止めを塗る
- 室内でも窓際にいる場合は日焼け止めを使用する
- 2〜3時間おきに塗り直す
- UVカット加工の日傘や帽子を活用する
- 長時間の外出時はサングラスも併用する
ただし、ひどい肌荒れや乾燥、活発な炎症がある場所に日焼け止めを塗ると、症状を悪化させることがあります。
日焼け止めも低刺激なものを選び、就寝前にはしっかりと落とすことが重要です。
顔の赤みを改善する生活習慣のポイント

スキンケアだけでなく、日々の生活習慣を見直すことも赤み改善には欠かせません。
肌は体の健康状態を映す鏡とも言われ、生活習慣の乱れは肌に影響を与えます。
質の高い睡眠を確保する
睡眠不足は肌トラブルの大きな原因の一つです。
睡眠中に分泌される成長ホルモンは、肌細胞の修復や再生に不可欠な役割を果たしています。
良質な睡眠のためのポイント
- 毎日7〜8時間の睡眠時間を確保する
- 就寝時間と起床時間をできるだけ一定にする
- 就寝2〜3時間前には食事を済ませる
- 就寝1時間前にはスマートフォンやパソコンの使用を控える
- 寝室の温度や湿度を快適に保つ
就寝前にリラックスできる時間を持つ、軽いストレッチをする、ぬるめのお風呂に入るなど、入眠しやすい環境を整えましょう。
バランスの良い食事で内側からケア
偏った食生活は栄養不足を招き、肌のターンオーバーを乱す原因となります。
赤み改善に効果的な栄養素は以下の通りです。
タンパク質
皮膚を構成する主要な成分です。
肉、魚、卵、大豆製品などから適量を摂取しましょう。
ビタミンC
抗酸化作用があり、炎症を抑える働きがあります。
柑橘類、いちご、キウイ、パプリカ、ブロッコリーなどに豊富に含まれています。
ビタミンE
血流を改善し、肌のバリア機能をサポートします。
アーモンドなどのナッツ類、アボカド、植物油に含まれています。
ビタミンK
赤みの体質改善に役立つ可能性がある栄養素です。
納豆、ほうれん草、小松菜などの緑黄色野菜に含まれています。
ビタミンB2・B6
皮膚の炎症を抑える働きがあります。
レバー、うなぎ、卵、納豆、バナナなどに含まれています。
バランス良く、規則正しい食生活を心がけましょう。
適度な運動で血行を促進
適度な運動は全身の血行を促進し、肌の新陳代謝を高める効果があります。
運動によって血流が良くなると、肌細胞に十分な栄養と酸素が届けられ、老廃物の排出もスムーズになります。
ただし、激しい運動は顔が赤くなり血管拡張を招くことがあるため、無理のない範囲で続けられる運動を選びましょう。
おすすめの運動
- ウォーキング(1日20〜30分)
- 軽いジョギング
- ヨガ
- ストレッチ
- 水泳
運動習慣がない方は、まずは軽い散歩から始めてみましょう。
ストレス管理とリラックス時間の確保
ストレスを感じると体内でストレスホルモンが分泌され、これが肌のバリア機能を低下させたり、炎症を引き起こしたりする原因となります。
また、ストレスによる自律神経の乱れは血管の拡張を招き、赤ら顔を悪化させることもあります。
ストレス対策の方法
- 趣味や好きなことに没頭する時間を作る
- 深呼吸や瞑想を取り入れる
- 適度な運動でストレスを発散する
- 信頼できる人に悩みを話す
- 質の良い睡眠をとる
完全にストレスをなくすことは難しいかもしれませんが、自分なりのストレス解消法を見つけて、定期的にリラックスする時間を持つことが大切です。
顔の赤みに効果的な医療機関での治療法

セルフケアで改善しにくい赤みは、皮膚科で原因を見極めたうえで治療を検討できます(症状により選択肢が異なります)。
医療機関での治療は、赤みの原因や症状の程度に応じて治療法を選択するため、自己流のケアだけでは改善しにくいケースでも、改善が見込める場合があります。
外用薬・内服薬による治療
皮膚科では、症状に応じた外用薬や内服薬が処方されます。
外用薬の種類
- 抗炎症成分配合の軟膏やクリーム
- 抗菌作用のある外用薬(ニキビや炎症性疾患に)
- ビタミンC誘導体配合の外用薬
- 血管収縮作用のある外用薬
内服薬の種類
- 抗生物質(酒さやニキビの炎症に)
- ビタミン剤(ビタミンB群、ビタミンCなど)
- 漢方薬(体質改善を目的として)
内服は症状や原因により選択肢が変わります。
漢方を用いることもありますが、効果には個人差があるため医師が総合的に判断します。
IPL光治療
IPL光治療は、広範囲の光波長を照射することで、さまざまな肌トラブルを改善する治療法です。
機器表面で肌を冷やしながら、メラニン色素や拡張した毛細血管に光を照射します。
光エネルギーが赤みの原因となる血管に吸収され、徐々に赤みが薄くなっていきます。
また、真皮層を刺激してコラーゲン生成を促進するため、肌のキメやハリも整います。
治療回数
IPLは、赤みの原因となる血管や色素に反応することで、赤みが目立ちにくくなることがあります。
必要な回数や施術間隔は、赤みの種類や肌質によって異なるため、医師が状態を確認したうえで目安を提案します。
Vビーム(レーザー治療)
Vビームは、赤みの原因となる血管に反応するレーザー治療です。
赤みのタイプによっては治療の選択肢となることがあり、症状や反応を見ながら、複数回の治療が検討される場合もあります。
すっぴん顔の赤みに関するよくある質問
すっぴん時の顔の赤みについて、よくある疑問点を解説します。
すっぴんの顔が赤いのは体質だから治らない?
生まれつきの肌質や皮膚の薄さは変えられません。
しかし、赤みの原因に応じたケアや治療によって、目立ちにくくなるケースはあります。
医療機関では、赤みの種類に応じてレーザーやIPLなどの治療が検討されることがあります。
すっぴんの顔の赤みは冷やすと良い?
一時的に顔が赤くなった場合(入浴後、運動後など)は、冷やすことで血管が収縮し、赤みが引くことがあります。
冷たいタオルや保冷剤(タオルで包む)を顔に当てると効果的です。
ただし、慢性的な赤みや炎症による赤みの場合は、冷やすだけでは根本的な改善にはなりません。
適切なスキンケアと並行して行い、症状が続く場合は医療機関での治療を検討しましょう。
すっぴんの顔の赤みは年齢とともに悪化する?
加齢によって肌のバリア機能が低下すると、赤みが出やすくなることはあります。
また、長年の紫外線ダメージの蓄積や、肌の薄さも赤みを目立たせる要因となります。
早い段階から紫外線対策や保湿ケアをしっかり行うことが、将来の肌を守ることにつながります。
まとめ:すっぴんの顔の赤みは医療機関での治療で改善できる
すっぴん時の顔の赤みには、ニキビ跡、慢性的な肌荒れ、毛細血管の拡張、肌のバリア機能の低下、生まれつきの肌質など、さまざまな原因があります。
赤みを改善するためには、まず自分の赤みがどのタイプなのかを理解することが重要です。
日々のスキンケアでは、優しい洗顔、徹底した保湿、紫外線対策が基本となります。
しかし、セルフケアで改善が見られない場合や、赤みの原因や程度によっては、医療機関での治療が選択肢となる場合があります。
自己判断せず、原因を見極めたうえで適切な対処を行うことが、改善への近道となります。
自分に合った治療法を見つけて、自信を持ってすっぴんで過ごせる健やかな肌を目指しましょう。
天神みきクリニックの赤ら顔・酒さ治療
その「顔の赤み・ほてり」、体質だと諦めていませんか?
赤ら顔や酒さ(しゅさ)は、正しい診断と適切な治療で改善できる疾患です。
当院では、血管に作用するレーザー「Vビーム」をはじめ、内服・外用薬・スキンケア指導を組み合わせた、皮膚科専門医によるトータルケアをご提案します。